ドラクエ11(3DS)、ソレノイド式自動ボタン押し機でカジノスロットのコインが稼げるか検証してみた。(実験動画あり)

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ドラゴンクエスト11のPS4版は連射機が市販されているので、カジノでボタン連打のみで稼げることは検証できました。(参考

しかし、3DS版では連射機が市販されていないので、これまで検証ができませんでした。

そこで、今回、自動ボタン押し機を自作して、3DS版でもカジノのコインが稼げるかを検証してみました。

自動ボタン押し機

構成

自動ボタン押し機として、サーボを利用したものもありますが、今回は部品調達や構成の点からソレノイド式にしました。

回路はasukiさんが公開されている構成を、
そのまま利用させていただきました。
参考:Arduinoで12Vを制御して、ソレノイドを動かす方法

以下、部品リストと回路図です。

■部品リスト
タカハ機工より購入
ソレノイド(CB07300170)・・・1220円

秋月電子より購入
nMOSFET(2SK2232)・・・100円
ACアダプタ(12V1A)・・・650円
DCジャックDIP化キット・・・100円
スーパー三端子レギュレータ(5V500mA)・・・350円
整流用ダイオード(1S10)・・・35円
抵抗(1kΩ)・・・100円

・近くのホームセンタで購入
L字金具・・・160円
M3ネジとロックナット・・・200円

・すでに持っていたもの
Arduino Uno(2500円くらい)
ブレッドボード(150円)
ブレッドボード用ジャンパ線(100円程度)
すべり止めのゴムシート(100均)

すでにArduino Unoを持っていたので、コストは3000円以下に抑えることができました。Arduinoを持っていない方は、サインスマートUNOなどの互換機が1000円くらいで売っているので、コストを抑えることができるかもしれません。

M3のネジ類はソレノイドをL字金具に固定するのに用いました。

■回路図

ACアダプタからDC12Vを出力し、ソレノイドに12Vを供給します。また、Arduinoを駆動するための5Vは3端子レギュレータで生成します。ArduinoからnMOSFETをON/OFFすることで、ソレノイドに電流が流れて、ソレノイドが動きます。

ソレノイドに並列に付加されているダイオードは、ソレノイドで発生する逆起電力を小さく抑制する役割があります。また、nMOSFETのゲート部に付加されている1kΩは、Arduinoから出力されるデジタル信号のON/OFF速度を速める役割があります。

プログラム

Arduinoのプログラムです。

#define SOLENOID_PIN 1

void setup() {
pinMode(SOLENOID_PIN, OUTPUT);
}

void loop() {

// solenoid on(1回目)
digitalWrite(SOLENOID_PIN, HIGH);
delay(50);//ミリ秒単位

// solenoid off
digitalWrite(SOLENOID_PIN, LOW);
delay(1000);

// solenoid on(2回目)
digitalWrite(SOLENOID_PIN, HIGH);
delay(50);

// solenoid off
digitalWrite(SOLENOID_PIN, LOW);
delay(2000);

}

1ループの中で2回On/Offしてますが、これはドラクエ11のカジノでボタンを押すタイミングにあわせた結果です。(でも、ぜんぜんタイミングが合ってないので、1回だけでもぜんぜんOKです。)

あと、Onの後のdelayは50ミリ秒位でもソレノイドは十分動きます。逆に1000ミリ秒くらいにしてしまうと、ソレノイドがとても熱くなり危険かもしれません。

組み立て

■ブレッドボード部

ごちゃごちゃしていて分かりづらいですが、各電子部品のデータシートで端子を確認しながらブレッドボード上に回路を組み上げました。

■Arduino部

0V(GNDピン)と5Vの供給(Vinピン)と、デジタル出力(0→RXピン)の接続だけなのでシンプルです。

■自動ボタン押し機の概観

概観は結構シンプルだと思います。3DSだけでなく他にも応用できそうですね。

ソレノイドは、↓のようなL字金具にM3ネジで取り付けました。

実験

さて、ここからが本番です。

ソレノイド式の自動ボタン押し機を、3DSに取り付けました。

取り付けると言っても両面テープやネジなどで3DSには固定せず、ソレノイドがずれないように滑り止めのゴムシートを下に敷いて、ソレノイドと3DSのボタンの位置あわせをしただけです。ゴムシートがないと、すぐにソレノイドがボタンからずれるので、ゴムシートは必須です。

横から見るとこんな感じ。高さが絶妙に3DSに合ってくれました。

これで自動ボタン押し装置のセッティングは完了です。ドラクエ11のカジノ検証を実際にやっていきましょう。

今回、カジノの検証では「グロッタの町」のスロットマシン(100枚タイプ)を用いました。

初期のコイン枚数は「404822枚」で、賭け数は900枚としました。

実験動画と結果

■実験動画

■結果
寝る前に自動ボタン押し機をセットして、朝起きて結果を確認しました。

自動ボタン押し機は問題なく動いていて、コイン枚数を確認すると「1334389枚」になっていました。

つまり、約8時間で「929567枚」のコインを稼げた結果となります。それに自動ボタン押し機も長時間の駆動に耐えられることも分かりました。

PS4で以前検証した時は1時間で100万枚だったので、ちょっと物足りない結果となってしまいましたが、一応、3DS版でもカジノのコインはボタン連打のみで稼げるという結果になりました。

稼げる枚数が少なかったのは、台が良くなかったのかもしれません。今度できれば、別の台も試してみたいと思います。

以上、ドラクエ11(3DS版)のカジノの検証でした。