今、日本社会では発想力が豊かな人の需要が高まっています。。
普通の人は大学までの教育で、発想力について何も教わりません。
大学までで教わるのは勉強と、少しの社会経験です。
ですので、「勉強ができる=発想力がある」と勘違いしている人も多いと思われます。
しかし、勉強ができるというのは、
決められた範囲の問題に対して、あらかじめ決められた答えを導くことができる、
ということなのであって、決して何か新しい答えを思いつく発想力とは、
イコールではないのです。
社会に出ると、決められた範囲の問題が出ることは少ないです。
問題が何であるかも分からない場合がありますし、
答えが簡単に見つけられない場合がほとんどです。
そんな時に必要になるのが「発想力」なのです。
発想力を高めて、問題を解決し、新しい価値を生み出すと、
仕事が楽しくなっていきます。
また、発想力が豊かな人は社会から必要とされるので、
良い仕事にありつける可能性も高まりますし、
失業のリスクも減ります。
では、どのようにして発想力を高めていけばよいのでしょうか?
目次
発想力があると思い込む
まず、気持ちの面を整えないといけません。
発想力がない人は、
「発想力がある人はきっと生まれつき発想力が豊かなんだろうな、、
自分はもうどうしようもない」と諦めてしまっている人が多いです。
しかし、発想力がある人とない人の差は実は
「自分には発想力があると思っているかどうか」
だけなのです。
この思い込みはどこで生まれるのか?
発想力がある人は、ちょっとだけ成功体験が多いのです。
成功体験があると、自分には発想力がある、と自信がつきますし、
周りの人も褒めてくれるので、もっと自信がつきます。
このようにして、思い込みが形成されていくのです。
大学までの教育では、発想力ではなく勉強力しか求められてこなかったのです。
あなたの豊かな発想力を発揮できる機会が少なく、
自信をつける機会が乏しかっただけなのです。
ですので、今日から
「自分は発想力が豊かである」
と強く思い込んで、気持ちのベースを作りましょう。
ここからすべてが始まります。
モノマネしてみる
発想とは、実は「既存の物事の組み合わせ」です。
すごいアイディアは、0から1が生み出されたように見えますが、
実は、既存の物ごとの組み合わせから導かれています。
ですので、既存の物を再現、モノマネすることは、
大変有意義なことなのです。
同じ物を作ってみてください。
同じ製法で作ってみてください。
同じ考えをたどってみてください。
モノマネはなんか嫌だなと思うかもしれませんが、
やってみると、問題点がみえたり、新しい発見が生まれます。
そこから、新しい発想が生まれます。
逆に、従来の方法を物まねしなければ、
何も始まらないのです。
勉強する
発想は、頭の中に知識がないと生まれません。
ですので、知識を頭に詰め込むと、発想する種ができますので、
それらを組み合わせて、新しい発想が出てくる可能性が高まります。
本・文献を読んだり、人の話を聞いたり、
物を作ったりして勉強してください。
経験するというのも、立派な勉強です。
百聞は一見にしかずといいますよね。
机の勉強よりも、実際に手を動かした方が
理解も記憶も深まります。
是非、やってみてください。
問題を脳に焼き付ける
問題がはっきりしていないと、
何も考えることができません。
「○○の××が今、問題である。」と
すっと思い出せるようになるまで、
思い返して脳に焼き付けましょう。
集中できる環境を作る
発想するには、あれこれ考えないといけません。
そのためには、必ず集中して考えることのできる環境が必要です。
ここでいう環境とは、場所に限りません。
時には付き合う人間や、投資も必要でしょう。
時間も確保してください。
事務作業やお手伝いからは、いい発想は消して生まれません。
自分で集中できる場所を確保して、
じっくり考えましょう。
考え続ける
考えてもすぐに答えが出るときは、ほとんどありません。
それは、問題をまだ理解できていなかったり、
知識が無かったり、考える量が少なかったりするからです。
時間が空いたら、ふっと思い出して、
「これを適用したらどうなる?」
「あれを短くしたらどうか?」
「これとあれを入れ替えたらどうか?」
など、色々考えてみてください。
気分転換する
人に話しかけるのもいい気分転換です。
思わぬヒントをくれる場合があります。
他人に頼りすぎるのもいけませんが、
話しかけてみるのも良い方法です。
あとは散歩、運動、食事、風呂に入るなど
リラックスしてみましょう。
名案は十分にかんがえたあと、
リラックスした瞬間に出て売くるときが
多いみたいです。
健康第一
身体をいたわりましょう。
健康よりも大事なものはないです。
運動、食べる量を減らす、
禁酒、禁煙などして、健康の向上をしましょう。
それに、健康を害してしまうと
脳に痛みを感知する無駄な負荷がかかってしまい、
発想力が著しく低下してしまいます。
発想法のマニュアルには頼らない
こういう方法をとったら、必ずアイディアが出るというマニュアルは存在しません。
アイディアが出るのは運です。
この記事で述べているのは
アイディアが出る確率を高める方法であって、
出す方法ではありません。
ですから、発想の方法論に頼るにはやめましょう。
時間の無駄になってしまいます。
ブレインストーミングをする
発想力を高めるマニュアルはないといいましたが、
発想を出す方法として、ブレインストーミングがあります。
これは、他人の力を借りる方法で、
参加者でアイディアを出し合うものです。
まず仕切る人(自分)が、テーマを決め、
参加者に考えを出してもらいます。
そして、出るだけでしたら、アイディアをまとめ上げて、
どのアイディアが重要かを話し合います。
しかし、ブレインストーミングでは注意点があり、
以下のような点が挙げられます。
・発言力が違いすぎる人は呼ばない
・人数は最大5人くらいまで
まず、発言力がとても強い人がいれば、
その人のアイディアしか出すことができなくなります。
よいアイディアというのは、発言力のない人の方が
持っている場合があります。
ですから、みんな大体同じくらいの発言力で固めましょう。
あと、人数が多くなれば、一人一人の発言時間が減り、
深い議論ができなくなってしまいます。
ですので、最大5人くらいで実施するのが良いでしょう。
モチベーションを維持する
これが結構難しいです。
特に現代社会は、最低限の生活を維持することに関しては
不満足になることが少ない、満たされた社会です。
贅沢しなければ生きていけているのに、
付加価値を求めなければならないのか?って思ってしまいます。
しかし、発想力を高めたのならば、
現状に満足してはいけません。
もっと便利で、もっと豊かな生活を渇望しないといけないのです。
ワガママにならないといけないのです。
それが資本主義ともいえるでしょう。
みんなが欲を出さないといけない。
とはいうものの、モティベーションを維持することは難しいので、
次の「生き方は自分で決める」をまずはやってみてください。
生き方は自分で決める
マニュアルや決まったルールに従っていれば、決まった結果しか出てきません。
つまり、同じような毎日を繰り返していれば
マンネリ化していき、発想力は高まりません。
それに、他の人のまねばかりしていては、
あなたのオリジナリティが無くなってしまいます。
日本人は、他人と異なることを嫌いますが、
発想力を高めるためには、他人と同じことをいていては、
他人と同じような発想しかできなくなるのです。
ですので、自分の生活にこだわりを持ってください。
始めは仕事じゃなくてもいいです。
食べるもの、着るもの、住む場所、買う場所、付き合う人、
旅行のプラン、趣味、勉強など・・・
選択する機会はいくらでもあります。
「今日は○○しよう」
とこだわってみてください。
そして、「明日は○○しよう」と、こだわり、
やがて、数年後の夢まで膨らましてみてください。
こうやって、こだわりを持ち始めれば、
物事を深く考えることができ、主体性も培われるので
きっと発想力は高まっていくでしょう。